卒乳への道
a0090609_7455361.jpg週の始めに、桶谷式の助産院に卒乳の相談に行って来た。
ついにというか、ようやくというか、4月に保育園入園を控えて、それまでに卒乳するのがいいだろうと思い、桶谷式を尋ねてみる決心をした。電話で予約の際、4月までに卒乳する場合、余裕をもって1か月前に卒乳するのがいいとのこと。ということは、2月の終わりから3月始めに卒乳?
意外と急な話に戸惑いつつ、manaにも「あと1か月もしたら、おっぱいバイバイするからね」と心の準備をさせておくつもりで話しておいた。

初めて訪れるこの助産院は、マンションの1室にあって、助産婦さんがひとりで切り盛りしている。manaの場所見知り、人見知りを心配していたら、臆することなくお部屋にも、助産婦さんにもすんなりと馴染んでいた。
私の番になり、助産婦さんが開口一番「manaちゃんに、おっぱいやめることを話しましたか?」と質問された。
おっぱいをやめる際、こどもに言い聞かせをしておくのがいいとよく聞くので、manaにも卒乳することを話したと伝えると、「まだ話さなくてもいいですよ。話すのは1週間前で十分です。あんまり早く話すと、いつおっぱいをやめられてしまうか気持ちが不安になりますからね。日にちをきちんと決めてからにしましょうね。」と優しく諭されてしまった。なるほど。




おっぱいを卒業すると体の調子を崩しやすいので、桶谷式では春と秋の卒乳しか受け入れていない。
今回の2月終わりから3月始めの卒乳は、まだ寒い時期だから、本当はあまりすすめていないとのこと。
助産婦さんからの話をざっとまとめてみると・・・・
・おっぱいをやめると母子ともに、体が冷えるので、こどもに限らず、母親も体調を崩しやすくなる
・保育園など集団生活に入ると、色々な病気をもらいやすいので、保育園に慣れてから卒乳する人も多い
・保育園にいる間は母親から離されてしまうので、帰っておっぱいを飲むのはこどもの心の安定にもなる
・おっぱいをやめる時は、日にちを決めて母親がきちんを心を決めること。
 母親の気持ちがゆらいでいる場合は、こどもが敏感にそれを察知して、まだもらえるかもしれないという期待を抱くので、なかなかやめられないこともある。
・おっぱいをやめるまでは、こどもが欲しがる時はたっぷりとおっぱいを飲ませてあげること。たっぷり飲んだ子の方があっさりと卒乳できることが多い。
・卒乳の際、乳腺炎になりにくくするため乳道を開いた状態にするためにも、たっぷり飲ませてあげるのがよい。

やっぱり春になってからの卒乳がいいのかもしれない、と思いながら話を聞いていた。体のことやmanaの心の状態を考えてもそうだし、正直私の心の準備も3月始めではつかないような気がするのだ。
5月の引っ越しも考慮すると、6月あたりの卒乳が望ましいと思った。保育園や引っ越しなど、環境が変わるときに、manaからおっぱいを取り上げてしまったら、かわいそうに感じた。新しい環境にがんばって慣れるまでは、せめて心の寄りどころを残しておいてあげなくてはと。

話が終わって、おっぱいの状態をみてもらう時になると、manaは急に泣き始めた。「おっぱいい〜!おっぱいい〜!」と泣きながら、私にしがみついく。助産婦さんが「ママのおっぱい、とっちゃうんじゃないからね。ちょっと借りるね。ママのおっぱい、manaちゃんのために美味しくしてあげるからね。美味しくなったら、おっぱいいっぱい飲んでもいいからね。欲しい時はいつでもママに言うんだよ。」と何度も声をかけてくれていた。
manaがしゃくりあげて泣く様子を見ながら、この1週間manaにおっぱいをやめると言い続けたことで、おっぱいを取られてしまうのではないかという心配で、緊張状態にあったことを感じた。助産婦さんが何度も何度もmanaに呼び掛けてくれるうちに、泣き声が小さくなっていった。

おっぱいの状態を見て、「おっぱい、よくでてますよ。manaちゃんもいっぱい飲んでくれて、ママもがんばってきたんでしょうね。いいおっぱいですよ〜。」と助産婦さんが言ってくれた。
何だか涙がでそうになった。おっぱいを続けてきたこと、manaがおっぱいを大好きなこと、そんなmanaを大好きなこと・・・全てのことを肯定してくれ、誉めてくれているように感じた。これまで、おっぱいを続けてきたことを、大袈裟だけど誇りに思った。
manaがおっぱいを必要としてくれていること、それだけをまず大事にしたいと思う。私にとって、それはかけかげえのないことのように思うのだ。manaがおっぱいを飲んでくれること、私がおっぱいをあげられるということ、ただそれだけのことが、改めてうれしく感じた。だから、manaが2歳になって、環境の変化に対応できてから、ゆっくりと卒乳しようと決めた。

相談が終わって、manaがおっぱいを飲んでいる時の表情は安堵で満ちていた。
おっぱいを飲み終わると、manaはすたすたと助産婦さんのところへ歩いていって、一生懸命何やら話していた。「おっぱい取らないで、ありがとう」とでも、言っていたのかな?最後は握手して「しぇんしぇい、ばいば〜い」とご機嫌で、助産婦さんのところを後にした。

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お部屋をでたmanaの表情は、何だかすっきりとしていて、不思議と急に大きくなったように感じた。卒乳したらもっと大きく成長したように見えるのだろうな。
卒乳したら、私がさびしくて仕方なくなるように感じた。この分だと、私の心の卒乳の方がしっかりしなくてはならなくなりそう。

駅までの道を、manaがベビーカーから降りて、しっかりと前を見て歩く姿が力強く感じた。ついこの間まで赤ちゃんと思っていたのが、私を追いこして歩いていく・・・・こどもが親から離れるのは、案外早いのかもしれない。こどもが親を必要としてくれている時を、もっと大切にしなくてはと心から感じた。

帰り際、ショッピングセンターに立ち寄ると、manaは小さなこども達に混って、楽しそうに遊んでいた。私の存在など、すっかり忘れて。もう、こども同士で遊ぶのが楽しくなった証拠。うれしいような、manaが離れていくのが少し寂しいような・・・。
それにしても、わが娘、どこでも寝転ぶくせは何時になったら治ることやら・・・・。

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その晩、manaは寝る時におっぱいを飲んでいると、時折「しぇんしぇい、しぇんしぇい」と言っていた。
「先生、manaのおっぱい、美味しくしてくれたね。よかったね。おっぱい美味しくなった?」と聞くと、「おいしっ。おいしっ。」と言っていた(笑)。よかった、よかった。

助産婦さんが帰り際にくれたもの。
お父様の手作りの組み木のいのしし(今年の干支)。趣味で作られているものを、小さなこども達へプレゼントしているそう。manaも気に入ったようで、「しぇんしぇい!(先生がくれたもの)」と言いながら、遊んでいる。「いのししさんだよ」と何度教えても、なぜか「いいださん」と言うmana。ま、いいださんでもいいんだけどね・・・。

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by ma-n-na | 2007-01-17 22:45 | おもうこと・かんじたこと
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愛するむすめのmanaとsimpleなくらし・・・・たいせつにしたいこと。
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